今年は、募集定員30名の枠に70名の応募がございました。
たくさんのご応募ありがとうございました。
委託業者バスウェイさんによる厳正な抽選の結果、中学生6名(男子5名・女子1名)、小学生30名(男子17名・女子13名)、計36名の参加となりました。
今年の宿泊プログラムは、従来の昆虫採集や天体観測、太陽観察活動に加えて、地質学がご専門の小森次郎先生にご協力いただき、地層観察も加わり、さらに充実した学習内容となりました。
参加した子どもたちには、自然観察における研究的な視点や思考を育てる意味で「南会津自然探検隊 研究に向けて」という、石井先生が作成されたレジュメが配布されました。
研究の進め方や、まとめ方、報告書の書き方など、ていねいにまとめられており、子どもたちの自然科学に対する英知がさらに深まったことと思います。
今回の宿泊活動に、ご協力いただきました講師の先生方と学生スタッフは、以下のとおりです。
講師:
木村かおる(科学技術館)
山崎誠(むさしの自然史研究会)
篠崎潤一(港区立本村小学校)
小森次郎(帝京平成大学)
土屋直貴(墨田区立緑小学校)
石井雅幸(大妻女子大学)
学生スタッフ:
川上桃子(中央大学4年)
泉水文絵(4年) 以下、大妻女子大学児童学科
菅沼美里(3年)
小林千明(2年)
長峰保花(2年) 以上5名です。
宿泊場所:
福島県南会津郡南会津町針生字鳥井戸1250 台鞍荘
天候にも恵まれ、到着してすぐに虫取り網をもって昆虫採集へGO!
青く生い茂った草原のなかで昆虫探し。あっという間に時間が過ぎてゆきます。
孵化したての蝉。こんなに美しい黄緑色って知っていました?
22:30をまわっても、山崎先生の講義に子どもたちは引き込まれていました。
天体望遠鏡で見えたお月さま
夜が更けても、子どもたちは山崎先生に食いついて学びを続けます。
2日目、みんなで森のなかへ
湿地での観察開始。
深い朱色の赤とんぼ、みーつけた!
2日目の夜は、明日の地質観察に備えた小森先生による学習会
今夜もブルーシートに寝そべって、天の川と満天の星空観察。なんとも贅沢な時間です。
いよいよ最終日。出発前に太陽観察。
塩原、木の葉石に到着
化石採集もぎ体験にみんな夢中
要害公園にて小森先生と河原の石の観察
触っても大丈夫な毛虫?模様も色も美しい!
自然科学のスペシャリストたちと過ごした3日間、きっと子どもたちの学びスイッチを発動させてくれたことでしょう。
今年、惜しくも抽選に外れてしまった方、来年、リベンジしてみてください。
(文責・加藤 奈保美)