阿部和子先生最終講義・茶話会が終了しました。
平成31年3月9日(土)に行われた児童学科教授阿部和子先生の最終講義と茶話会には伊藤正直学長をはじめ、多くの卒業生や保育現場の先生方、研究者のお仲間の方々にご参加いただきました。
最終講義には約150名近い方にご参加いただきました
受付には、はぐみぃの生みの母、育ての母であれる阿部先生にちなみ、はぐみぃのモチーフと、ご著書や紀要を置かせていただきました。
また、はぐみぃスタッフの松浦さんが、お庭で摘んでこられたミモザとクリスマスローズをバスケットに入れて、ゲストをお迎え入れいたしました。
司会は、児童臨床研究センター所長高橋ゆう子先生が担われました。
最終講義は「乳児保育を考える-こどもの在る・おとなの在る-」というタイトルでご講義されました。
阿部先生が、2016年中央教育審議会の答申を踏まえて取り組まれた保育指針の改定についてのお話から始まり、幼保連携型認定こども園教育・保育要領、保育所保育指針、幼稚園教育要領の同時改定にも携われた関係で、乳幼児保育の内容にかんする改正の意図や方針について貴重なお話をお聞きすることができました。
乳児の育ちにおける欲求や、その育ちにかかわる養育者や保育者(おとな)の在りよう、環境設定についてのお考えを、事例を提示されながら解説され、阿部先生の乳幼児保育への熱い思いが伝わるご講義でした。
最終講義に参加された方々には、阿部先生から著書が贈呈されました。保育を志す方たちのバイブルとなっていくことでしょう。
~~~ コタカフェ 茶話会の風景 ~~~
最終講義後、コタカフェにおいて阿部先生を囲んでの茶話会が開かれました。
伊藤学長からの挨拶に続き、続いて岡学科長からの挨拶がございました。
軽食を囲んで、和やかな歓談の時間。
卒業生代表として、大学院を卒業された矢野景子先生(東京福祉大学)からご祝辞をいただきました。
続いて会を彩るヴァイオリン演奏をエルツ貴子先生(東京藝術大学)にお願いいたしました。
研究者のお仲間のひとりでおられる前原寛先生からは、阿部先生に贈ることばをいただきました。
学科からは、久富陽子先生から記念品贈呈、池田りな先生からは花束贈呈がございました。
さいごに阿部先生よりご挨拶をいただき閉幕となりました。
阿部先生は、児童学科長、学部長を歴任後、児童臨床研究センターの所長としてセンターの改築をはじめ、はぐみぃの開設など、尽力されてこられました。
阿部先生に感謝の意を込めて、はぐみぃスタッフと学生で会をバックアップさせていただきました。
阿部和子先生、ありがとうございました。
(文責:加藤奈保美)