風薫る5月、半蔵門から続く大妻通りには色とりどりのころんとした紫陽花がかわいらしく咲き始めました。
5月のはぐみぃは、保育学会の玩具展示場にて見つけた幼児も使える絵筆を使って、はじめて絵具遊びに挑戦!
取っ手がころりと丸くて、絵筆が長~い。
はぐみぃっ子たちに筆の柔らかい感触や、水彩で思うままに表現すること、色が混ざり合うおもしろさなどを体験してもらえたらいいな。
最初はためらいがちに慎重に絵筆を扱っていたけいごくん。何枚か描いたあと、やっぱり…はじまった手へのペインティング!ママも「ああ~」とあんぐり。
そして、ペタペタと手形のスタンプ。緑と黄色が混ざり合って新緑の葉っぱみたいできれい。
あやかちゃんは大胆に、のびのびと絵筆を走らせます。
5月からスタッフに入られた元助手さんの田村祥子さん。
やさしい眼差しであやかちゃんの好奇心を満たしていきます。
ちよちゃんも身体を乗り出して、お姉さんたちのお絵かきに興味深々。
あやちゃんは、描くことよりも絵具をスプーンで混ぜることに夢中。どんどん遊びが変わっていく様がおもしろい。
さきちゃんは、淡々と点々を打ち続けます。傍らで見ていたママが「さきは、点描画伯ね」とつぶやきます。
5月は来室者が少なかったため、プレイルームを広く使って車遊びを満喫する男子の姿がみられました。
レオくんは、院生たちの力も借りて、立体的に組み立てるおもしろさに目覚め、集中してひとつの遊びを続けていました。
しゅんのすけくんとりくとくんは、マイペースに、ときに絡み合いながら電車遊びを展開。
生後2か月のたかだいくん。やっぱり…触れたくなっちゃう。
「はんじゃぁーいって、してみようかぁ」とゆっくり腕あげ。このあたりが腕あげ限界、ぎゅっと力を入れてくる。
しばらく身体を動かして、頭をそーっとなででいたら大の字になって眠りのなかへ。
いつもニコニコご機嫌のちよちゃん。
鷲尾さんの手づくりおもちゃでシャカシャカ。乳児さんでも持ちやすいペットボトルはR1だそう。
こちらも人とかかわることが大好きなしょうせいくん。
スタッフと学生さんの絵本におびき寄せられ本棚をくぐれるか⁈乳児さんにとって、この関所は難所のようで、ママでないとぐぐってこない!
来室する親子が少ないときは、少ないときならではの遊びをスタッフで考え、あそびの仕掛けを試してみる。
実際に、「やっぱり、そうしたかぁー」と想定内の出来事もあれば、「そうきたかぁー」と想定外のこともあって、こどもたちの豊かな発想に触発されて、おとなのユーモアの扉が開いていく。
そんなやりとりがはぐみぃでは生まれています。
(文責:加藤奈保美)