今年の南会津宿泊活動「昆虫採集・標本作りと天体観測」は、参加者35名(男子25名、女子10名)、講師6名、学生スタッフ6名で行われました。
今年は残念ながら雨模様の時間帯が多く、夜の天体観測ができませんでした。
その分、昨年までの行程にはなかったヒメサユリ園や高清水自然園での昆虫採集、夜は標本整理の時間がたっぷりとれて、子どもたちは大満足の様子でした。
台鞍荘に到着後、午後から「からむしの里」へバスでお出かけ。
からむし栽培園、工芸館を見学、解説員の方による説明を受け、各自の興味・関心に応じて学習を進めました。
からむしはイラクサ科カラムシ属の植物。縄文時代より繊維として用いられ、弥生時代からは衣服の原料として利用されてきたそうです。
星の観察に新公民館に移動、木村先生より星座早見板や記録用紙をもとに、星空の観察法の解説と実習を行うものの、天候は回復せず天体観察はできませんでした。
翌朝の朝食風景、朝食後、ヒメサユリ園に到着
木道に沿って友達同士で採取活動
高清水公園へバスで移動。広い草原で虫取り。
その後、野外ベンチでランチ
夜が更けるまで先生方や学生スタッフと共に熱心に標本整理を行いました。
最終日は小森次郎先生の解説のもと要害公園で露頭見学
午後は、木の葉化石園いて化石発掘体験。
2019年9月15日に大学で標本整理が行われました。
木村薫先生、石井雅幸先生、土屋直貴先生、山崎誠先生から標本の作り方の留意点やコツをていねいに指導していただけます。
採取した昆虫を大事そうに用意した標本箱に収納していました。
大妻の学生スタッフのお姉さんたち
毎年たくさんの参加申込があり、今年は2.5倍の倍率でした。
天体や昆虫、地学の専門科の先生方から直接、レクチャーを受けられるとても贅沢な学びの時間を子どもたちは体験できて幸せものだなと感じます。
来年も企画いたしますので、ぜひ奮ってご参加ください。
(文責:加藤奈保美)