2月のはぐみぃは、事前予約で10組を超える申込みがある日もあり、当日来室いただいた親子さんにやむなく入室をお断りすることもしばしばございました。
この時期、千代田区の保育園や幼稚園では、乳幼児や保育者のコロナ感染の増加にともない休園やクラス閉鎖が相次ぎ、行き場をなくした親子さんがはぐみぃを利用する機会が増えたことも影響しているかもしれません。
迎える側としても、密にならない遊び環境構成や、人が滞留しない動線の工夫を施しながら、安心して親子さんが遊ぶ環境を準備してお迎え入れをしています。
また、学生やスタッフも感染予防をしっかり行い、体調に不安がある人はPCR検査や抗体検査を実施して、お互いの不安をできるだけ少なくした形で運営しています。
まだまだ身近に感染者が日々出ている状況ではありますが、そうした状況の中でも、はぐみぃの開催を心待ちにしてくださっている親子さんの期待に応えられるよう励んでまいりたいと思います。
2月のはぐみぃは、学生が折り紙で制作してくれたお雛様がお出迎え。
いつもの絵本のお部屋には、クションマットを敷きつめて広く部屋が使えるようにアレンジ。ママたちからも「このほうが使いやすいです!」と好評でした。
はぐみぃに参加している学生たちは、家庭教育相談員基礎能力の取得を目指す意識高めの学生たち。
お母さんたちも、熱心な学生たちに大事な赤ちゃんの抱っこをさえてくれたり、子育てのあれこれをお話してくださったり、学生たちに貴重な体験をもたらしていただいています。
もとひろくんの遊びと平行して学生がブロックを重ねていると、もとひろくんが学生の遊びに関心を向けて絡んで遊ぶプロセスがおもしろい!
赤い絵の具をクリームのように手にたっぷり塗り付けて手のスタンプ。そして・・・真っ赤な手でママに手を伸ばしママは大慌て。
いろいろな絵の具を混ぜて熱心にお絵描きしていたあやかちゃん。次の遊びは滑り台でしたが、バランスを崩してこけちゃった。
つかさずスタッフの鷲尾さんが濡れタオルで赤くなったほっぺたを冷やして対応。その対応のすばやさは、さすがベテラン保育士さんです!
壁にペタリと貼り付けられるホワイトボードを購入。はぐみぃぷらすでは小学生がマジックで大胆に絵を描けるスペースになりました。
ぷらすは、小学生も遊びに来てくれるので、ボードゲームなど学生もいっしょになって本気でゲームに参加しているので笑い声や歓声が絶えません!
活動終了後は、振り返りミーティングが毎回行われます。この日は、スタッフの鷲尾さんから親子にかかわるスタッフや学生のあり方について話題提供がなされて、それぞれのはぐみぃに対する思い、考えを述べ合いました。
はぐみぃでは、その日にかかわった親子のこと、かかわった私の思いなどを語り合います。そうした時間をもつことで、共通認識が育まれ、はぐみぃの「場」が醸成されていくように感じています。
今年度のはぐみぃ・はぐみぃぷらすは残すところ4回です。
春の日差しを感じながら、お散歩しながらはぐみぃに遊びにいらしてくださいませ。
(文責:加藤奈保美)